2006年11月13日

米国の中間選挙について

アメリカの中間選挙について!

 11月7日、米国の中間選挙が行われたが、この選挙はイラク戦争に如何なる判断を下すのか、まさにブッシュ政権への信任投票であった。結果は上下両院、知事選を含めブッシュ共和党の完敗であった。その最大の象徴はラムズフェルド国防長官を更迭せざるを得なかったことである。これはネオコンとブッシュ政権の大敗北であり、新しい歴史時代が生んだ大政治事件であり、新しい時代への号砲であった。それはそのまま歴史は動く科学法則(今日の時代認識)の産物である。とくに次の点をはっきりと証明したのである。
 第一、イラク戦争の大敗北、つまりはアメリカの失敗、帝国の崩壊、戦後唯一の超大国として世界に君臨してきたアメリカの瓦解が公然とはじまったということである。イラク戦争は内戦化し、すでに米軍(アメリカ)の論理とは別の原理が働いており、アメリカは手が付けられず、もう撤退以外に道はないのである。米軍はイラク戦争で無力化させられ、イランは核を武器に中東で主導権を発揮し、アジアでは北朝鮮が核実験を行い、アメリカの世界からの孤立化は誰の目にも歴然としてきたのである。世界はアメリカとは無関係に動き出したのである。中間選挙におけるブッシュの敗北はイラク戦争からの撤退、世界からの反乱、その孤立化に弾みをつけるであろう。超大国・アメリカは瓦解し、崩壊し、普通の力なき国「アメリカ」に転落していくであろう。
 第二、米国の世論は、ブッシュ政権は「イラク戦争の敗北を認め、イラクから撤退し、国内問題に専念せよ」という意思を明確にしたのである。20%に富が集中し、80%はますます貧困化していく、この貧富の格差、毎年何百万人単位で発生している移民問題、そして政官財に蔓延している腐敗堕落、かてて加えて昨年の「カトリーナ」の被害は、一部の富裕層を除いてまったく手付かずである。もはや今のアメリカは世界のこと、外のことより、国のこと、米国のことで手一杯なのである(統治能力の喪失)。大義なきイラク戦争に「多数の米兵(アメリカ人)を犠牲にしてまで戦う意味がどこにあるのか」。このことを中間選挙を通じて明確に意思表示したのであり、これは米国民の怒りであり、ブッシュ政権に対する反乱であった。内政における独占支配の危機が帝国主義戦争としてのイラク戦争を否定したのである。アメリカは内部から崩壊している。すべては内政の反映である。
 第三、イラク戦争の敗北、国内危機の深まり、果たして、アメリカと世界は今後どうなっていくのか。アメリカの求心力は急激に瓦解し、世界は群雄割拠し、混迷し、帝国主義支配に反乱し、民族は独立を求め、国家は自立し、大衆や民衆は自覚していく。すべては爆発と収れんである。
 日本でもイラク戦争の敗北、アメリカの威信の低下は、国内に跳ね返り、安倍政権を揺さぶっていく。北朝鮮の核問題や、子どもたちを襲っているいじめ問題や「大人たちへの反乱」、教育基本法をめぐる問題もその反映である。日本もいよいよ変革せざるを得ない。小沢民主党も時代の要請に応えられていない。天下分け目の決戦といわれている来夏の参院選に向って与野党とも無策振りをさらしていくであろう。
 すべての出来事は根本的転換を求めた悲鳴であり、叫びであり、怒りであり、爆発であり、収れんを求めた歴史時代の産物である。歴史の応え、それを成すものは単なる選挙でも、衆愚政治でもない、政権のたらいまわしでもない、それは人民政権政策であり、人民闘争、人民戦線、人民評議会であり、それはまたわれわれ人民戦線運動である。
 歴史は、人民による人民のための人民政権をめざし、強く、たくましく、法則にしたがって前進し、発展している。
 すべては人民闘争、人民戦線、人民評議会である。これがわれわれの合言葉である。
posted by 日本人民戦線 at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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